メニュー

自転車事故・盗難など
自転車のリスクについて

統計で見る自転車事故

自転車事故発生件数

現象傾向にある自転車事故数

自転車事故の推移(警察庁)より
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/
jokyo_tokei/tokei_jokyo/bicycle.files/001_28.pdf

警視庁発表の「自転車事故の推移」によると、平成27年中の自転車乗用中の交通事故件数は年間9万8700件で、前年10万9269件と比べると7,578件減少しています。
また交通事故件数全体に占める割合はおよそ18%となっており、前年19.0%と比べるとこちらも減少しています。
平成22年以降減少が続いているため、自転車事故は減っていると言えるでしょう。
平成19年以降「自転車安全利用五則」が浸透し、それを遵守する自転車運転者が増えたからだといえそうです。

自転車安全利用五則とは?

  • 1

    自転車は、車道が原則、歩道は例外

  • 2

    車道は左側を通行

  • 3

    歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行

  • 4

    安全ルールを守る
    (飲酒運転・二人乗り・並進は禁止、夜間は
    ライトを点灯、信号を守る、交差点での一時
    停止と安全確認)

  • 5

    子どもはヘルメットを着用

引用(一部抜粋)警察庁 「自転車の正しい乗り方」より
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/
menu/leaflet.files/ref.pdf

自転車事故の死傷者数

死傷者数は減少、しかし致死率は増加

平成27年における交通事故の発生状況(警察庁交通局)より
www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Pdfdl.do?sinfid=000031400112

平成27年中の自転車乗用中の交通事故死傷者は9万7805人です。前年と比べると、交通事故死傷者数は10万8538人とこちらも1万733件減少しています。
死傷者は年々、数自体は減ってきているものの、致死率は上がってきています。(※致死率は死者数÷死傷者数×100で計算されます)
平成17年の死傷者は18万5842人で、うち死者は853人、致死率が0.46となっています。
一方、平成27年の死傷者は9万7805人で、うち死者は572人、致死率は0.58となって上がっているのです。
こうして見ると自転車事故で死に至る方は減っておらず、むしろ増えているといえそうです。

バイク・原付より多い自転車乗車中の死者

平成27年における交通事故の発生状況(警察庁交通局)より
www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Pdfdl.do?sinfid=000031400112

上のグラフを見ていただければわかるとおり、自転車事故(自転車乗車中) の死者、重傷者、軽傷者は、いずれもバイク運転者・原付運転者よりも多い結果となっています。
このことからバイクや原付よりも、自転車に乗るほうが危ない、リスクが高いといえそうです。

高齢者と子供の自転車事故の死傷者

自転車乗用中の年齢層別交通事故死傷者数の割合
(平成27年)
一般社団法人日本損害保険協会パンフレットより
http://www.sonpo.or.jp/archive/publish/traffic/
pdf/0002/book_bicycle.pdf

最近、高齢者が起こす交通事故が問題となっていますが、高齢者と未成年の子供の自転車事故、死傷者数でいえば多いのは「子供」です。
自転車乗用中の死傷者数のうち、未成年者の子供が30.5%、高齢者が19.6%と、この2つの年齢層でなんと過半数を占めてしまっています。
内訳をみると、14歳以下が12.5%、15~19歳が18%で、15~19歳が多いのは、高校生は通学で毎日のように自転車に乗る、中学生は通塾で夜、自転車に乗る機会が増えるからだと推測できます。
「もし、我が子が自転車事故に遭ったら…」と不安に思う気持ち、中学生や高校生を持つ親なら当たり前です。大切な子供が自転車事故の当事者にならないよう、今一度ご家庭での自転車に対する認識と交通ルールの徹底をすることが大切です。特に最近は「歩きスマホ」が危険視されているように、スマホを持って、イヤホンやヘッドホンをして自転車に乗るのは危険な行為だということを認識してもらう必要があります。

自転車運転のリスクを知り、
お子さまとも交通ルールを
再確認しましょう。

  • 自転車の事故などに備える 自転車あんしん保険 をご検討の方
  • 自転車の盗難に備える 自転車盗難保険 をご検討の方はこちら